
三省堂書店神田本店4F人文書売場での「トイレット・ブック」販売風景
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[本]のメルマガ 2005.02.25.発行 vol.205 「トピックス」記事より
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■前代未聞、仏教系出版社がトイレットペーパーを書店店頭で山積み販売
現在、都内の主要書店を中心に店頭で、出版社がつくった高額のトイレット
ペーパーが山積みで販売されるという椿事が目撃され始めている。市販のトイ
レットペーパーより数倍高いこの商品を「開発」したのは、教養系出版社とし
て大正18年に創業し、近年では仏教系版元として地歩を固めてきた老舗である、
「春秋社」だ。 http://www.shunjusha.co.jp
このトイレットペーパーには体に優しいブルーのインクで文字が印刷されてい
る。実はこれは、昨秋に日本語訳が春秋社より刊行された、荒川修作+マドリ
ン・ギンズ著『建築する身体――人間を超えていくために』を印刷したものな
のだ。春秋社は大真面目で次のように宣伝している。
「トイレットブック『建築する身体』発売! 常識を変え、新しい日常の生活
空間を創り出すためのトイレットブック、誕生!! あなたはどう使いますか?」
詳しく説明すると、この「トイレットブック」に印刷されている文章は、書籍
『建築する身体』からエッセンスを抜き出し、それを26字×112行(約3000字)
にまとめたものなのだ。ISBNコードが付けられないため(当たり前だ!)、取
次ルートではなく、春秋社から小売書店および個人客への直販ルートのみで販
売されている。
三省堂書店神田本店4Fでの、衝撃の「ピラミッド積み」写真はこちら↓
http://biblia.infoseek.ne.jp/b/pyramid.htm
宣伝パネルに「一体、何が起こりつつあるのか? どうしてトイレットペー
パーなのか? 何が目的なのか――? このスピードはどこからやってくるの
か!!!」と華麗に謳ってあるのがとてつもなく可笑しい。
トイレットブック『建築する身体――「命」って、建築できるの?』(荒川修作
+マドリン・ギンズ[著]河本英夫[訳])は、幅114ミリ×長さ30メートルの
2枚重ねトイレットペーパーに、テクストが青インクで刷られた「思想的商品」
で、書店店頭では1個が税込350円で販売されている。Eメールにて春秋社へ直
接、購入申込みをすることも可能。1セット2個からの販売で、送料込み、税
込で、1000円ポッキリ(?!)だ。代金着払の宅配便扱い。
これで尻を拭くのももったいないが、かと言ってどう活用するのか。いったい
何個買うのが適切なのか。どこに置いたり飾ったりするのか。保存は効くのか。
食べてもいいのか。開発されたトイレットブックは、様々な哲学的難問を惹起
している。
春秋社注文受付アドレス: chumon@shunjusha.co.jp
春秋社問い合わせ受付電話:03-3255-9611
取り扱い書店:【東京地区】中央区・八重洲ブックセンター(03-3281-1811)、
新宿区・紀伊國屋書店新宿本店(03-3354-0131)、渋谷区・紀伊國屋書店新宿
南店(03-5361-3301)、千代田区・三省堂書店神田本店(03-3935-0515)、渋
谷区・ナディッフ(03-3403-8814)、新宿区・ブックファースト新宿ルミネ2
店(03-5339-8451)、新宿区・ジュンク堂書店新宿店(03-5363-1300)、新宿
区・芳林堂高田馬場店(03-3208-0241)、港区・青山ブックセンター六本木店
(03-3479-0479)、豊島区・リブロ池袋店(03-5992-8800)、豊島区・ジュン
ク堂書店池袋店(03-5956-6111)、武蔵野市・弘栄堂吉祥寺店(0422-22-1031)、
武蔵野市・リブロ吉祥寺店(0422-21-8122)、【中部地区】名古屋市中村区・
ジュンク堂名古屋店(052-589-6321)、名古屋市中村区・三省堂書店名古屋高
島屋店(052-566-8877)、名古屋市中区・丸善名古屋栄店(052-261-2251)、
【関西地区】大阪市北区・ジュンク堂大阪本店(06-6345-0641)、京都市中京
区・大垣書店烏丸三条店(075-212-5050)
http://www.shunjusha.co.jp/news/2005/02/toile.html
◎関連情報:「荒川修作を解読する」展
日時:2005年3月19日〜5月8日
会場:名古屋市美術館(名古屋市中区栄2-17-25 電話:052-212-0001)
開館時間:9:30〜17:00迄、金曜日は20:00迄。休館日は毎週月曜日。
※ただし3月21日は開館、3月22日は閉館。
入場料:一般900円、高大生700円、小中生300円
内容:名古屋市美術館では、国際的に活躍する現代美術家・荒川修作を重要作
家のひとりとして位置づけ、1950年代のオブジェ作品から1960年以降の「図式
絵画」、そして1980年以降の「体験装置」としての美術作品まで、養老天命反
転地などの建築的な作品に移行する以前の各時期の代表作を収集して、荒川芸
術の展開を展望できる世界有数のコレクションを形成してきました。今回の展
覧会は、つねに新作を紹介してきた芸術家・荒川修作の初めての回顧展となり
ます。 http://www.art-museum.city.nagoya.jp/
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